スポーツメンタルコーチングとの出会い

私がスポーツメンタルコーチングと出会ったのは、まだ実業団チームでアーチェリー選手をしているときのことでした。

 

スポーツメンタルコーチ養成講座のクラスに、現役スポーツ選手としてオブザーバー参加させて頂いたことがきっかけです。

 

その時の第一印象は「なんだろうこの空間は…」でした。

 

養成講座には関東だけでなく全国から集まった方々がいるのですが、スポーツに携わる指導者はもちろん、スポーツをしている子供を持つ保護者の方や、経営者の方、eスポーツ関係者の方、その他にも様々なバックボーンの方がいました。参加目的も、現在の活動状況も、年齢も性別もバラバラ、ですが不思議と一体感というか居心地の良さを感じました。

 

そして何よりエネルギー感がすごいのです。スポーツ選手は自分のために努力をしますが、コーチングを学びに来ている方たちはそのスキルを使って選手や子供を成長させたい、チームマネジメントや組織運営に活かしたいと、誰かのために努力をされています。

 

そんな人々が集まった空間のエネルギー感、居心地の良さに最初は圧倒されていました。

 

そのメンタルコーチングを学ぶクラスの中で私は、現役スポーツ選手、アスリート役ということでメンタルコーチングのデモセッションを受けることになりました。これが私の最初のコーチング体験です。

 

贅沢なことに、コーチングを学びに来ている受講生の方々の前で、そのクラスの先生であり私も尊敬するスポーツメンタルコーチ柘植陽一郎さんから直々にコーチングを受けました。

 

最初は、関東を始め全国からコーチングを学びに来ている受講生の方々の参考となれるよう、良いクライアント役をやろうというような意識がありました。ですがコーチングが進み自分と向き合うことで、いつの間にか見られている、デモセッション中だということを忘れ、周りの目が気にならなくなりしっかりと自分と向き合っていました。

ほんの数分で、このクラスで大切にされている「臨場する」「ありありと思い描く」という感覚にさせられていたことに気づいたのは、デモセッションが終わって周りの人の存在を思い出した時でした。

 

 

この体験から私は

 

「コーチングってすごい」

 

そして

 

「あと3年早くスポーツメンタルコーチングに出会っていたら、自分自身もアスリートとしてもっと良い成績が残せたかもしれない」

 

と感じました。

 

そしてこの体験を通じて、これまでのスポーツ選手としてサポートされる側の立場から、スポーツメンタルコーチとしてサポートする側の立場になりたいと思うようになり、スポーツメンタルコーチングを学び始めました。

 

「スポーツメンタルコーチングに出会えたから自分の目標が達成できた」

 

というような選手を少しでも増やしていきたいと思っています。その目標は人それぞれで良いのです。スポーツを楽しみたい、県や関東で勝ちたい、全国、世界…

 

結果だけでなく、その目的やスポーツに取り組む姿勢など、自分が思う自分自身の最大の目標に向かって努力している人たちのサポートが少しでもできれば嬉しいです。

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