スポーツコミュニケーションのコーチングで最大限の能力発揮!詳しく解説

スポーツ選手の指導を行っていると「能力は高いのに、成果が出ない」というような悩みが生じることが多くあるでしょう。スポーツは技術だけではうまくいかないことがほとんどです。

とくにチームスポーツは仲間との関係性が非常に重要になります。個々の選手の能力は高いのに試合で思うような成果を出せない場合、チームのコミュニケーションがうまくいっていない可能性があります。チームスポーツに必要とされるコミュニケーション力を鍛える方法について、メリットも合わせて解説しましょう。

対話型が特徴のスポーツコミュニケーション(コーチング的コミュニケーション)

スポーツコミュニケーションとは、能力を引き出すことが特徴のコーチング技法の一つです。そのため知識を教えるティーチングとは異なります。

具体的な方法としては、スポーツの指導者と選手が対話することによって課題点を見つけ、解決していくという方法です。すなわち、コミュニケーションを重視して選手を育成する、相手の中にあるものを引き出すコーチング方法ということです。

そもそもコミュニケーションとは、情報の共有や個人の考えを周囲に伝えることを言います。スポーツで扱うコミュニケーションには、指導者の態度や選手の表情といった、言葉では表せない非言語の部分も含まれており、それを読み取る力も必要になります。

スポーツに対話型のコミュニケーションを取り入れることによって、 選手と指導者との間に信頼関係が生まれ、選手が感じていることの理解が可能になるのです。

スポーツコミュニケーションを実践するメリット

対話を行うのが特徴であるスポーツコミュニケーションの実践によって、どのようなメリットが得られるのか見ていきましょう。

選手に最大成果を発揮させることができる

スポーツコミュニケーションの最大のメリットは、選手に最大の成果を出させることができるようになることです。スポーツにおける最大の成果というと、やはり大切な試合において、選手が最大限の能力を発揮して勝利するということでしょう。

なぜそのような効果が得られるのかというと、このコミュニケーション方法により、選手自身が考え、気づき、主体的に取り組めるようになるからです。そのため、選手に合ったスタイルでの指導が可能になり、合わせてメンタル面(自分自身との対話力)も鍛えられます。

チームスポーツに重要なコミュニケーション能力が身に付く

コミュニケーション力を養うスポーツコミュニケーションでは、必然的に選手のコミュニケーション能力を鍛えられます。しかしそのコミュニケーション能力というのは、一般的に言われるものとは異なり、対話型のコミュニケーション能力です。

対話型のコミュニケーション力が身につくと、自分の考えを本音でポジティブに相手に伝えることができます。さらに、表情や雰囲気などから相手の考えていること、思っていることを観察するため相手も話しやすくなり、円滑なコミュニケーションができるでしょう。迅速な判断が必要となるスポーツにおいては、このような能力は非常に重要になってきます。

スポーツ選手を引退しても社会で活躍できるようになる

コミュニケーション能力を鍛えることで、引退後の社会生活でも役に立ちます。なぜなら、通常のコミュニケーションよりも一歩踏み込んだスポーツのコミュニケーションでは、社会で必要な目標達成能力や人間力も鍛えることができ、周りの人とも円滑なコミュニケーションが取れるからです。

トップアスリートのインタビューなどを見ていると、礼儀が正しく、社会性があるように感じる方も多いと思います。スポーツ選手としての技術だけでなく、社会で活躍していくには人間力が必要不可欠です。スポーツコミュニケーションを身につけることで、スポーツ選手としてだけではなく社会人としての成功も近づきます。

スポーツミュニケーション力を鍛える方法

では、スポーツコミュニケーションはどのような工夫をすることで鍛えられるのでしょうか。そのために指導者に求められるのがコーチングの要素を取り入れたコミュニケーション法です。それはこれまでの一般的なスポーツの指導とはやや異なるかもしれません。

これまでの一般的なスポーツの指導では、指導者の考えを選手に伝える、アドバイスするという一方的なコミュニケーションスタイルが多かったのに対し、コーチング的コミュニケーションでは指導者と選手が質の高いコミュニケーションをとり、互いに考え、意見を交わし、話し合う対話型のコミュニケーションスタイルとなっています。

つまり、対話型コミュニケーションでは、選手と指導者が対等な関係でお互いに高めあうことが必要になります。選手は指導を受けるばかりでなく、自らも情報や考えを発信していく必要があり、指導者もそれを受け入れる体勢を作らなければなりません。そのような環境を作ることで、信頼関係が築け、成果の発揮につながるのです。

まとめ

選手の成果が出せないと感じる場合、コミュニケーション力が足りていない可能性があります。それも一般的なコミュニケーション力ではなく、スポーツ現場におけるコーチング的コミュニケーションと呼ばれる“対話型”のコミュニケーション力がスポーツには重要になるのです。

「ENnection」では、スポーツ現場におけるコーチング的コミュニケーションをベースとした選手へのメンタルコーチングや指導者へのレクチャーを行っており、それを身につけることで選手に最大の成果を発揮させることができるようになります。選手の成果が伸び悩んでいることにお悩みの方は一度「ENnection」にご相談ください。

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