幹部向け、4年生向けに続いての3本目はチーム全体向けセミナー。
コーチング的コミュニケーションの基本
チーム全体向けセミナーではメンタルコーチングの導入として、まずは一番基本となるコーチング的コミュニケーションの『聴く』『伝える』のレクチャー&ワークを行いました。
まずは『聴く』ことができるようになる
「自分自身との対話の質の向上・仲間との対話の質の向上による自分会議の促進」を目指し、個人の成長サイクル加速とチーム力の最大化をサポートさせていただくうえで、自分自身・他者とのコミュニケーションの質を高めることが全てのベースとなります。
安心安全な場で、本音でポジティブなコミュニケーションがとれるようになるためにまず重要なのは、相手の話を評価・判断・分析せずに聴くということ。話し手が「何でも話して良いんだ」「もっと話したいな」と思える場を聴く側がつくれることが、コーチング的コミュニケーションにおける第一歩となります。
聴き方のポイントをレクチャーさせていただいたうえで、まずは相手の話をフラットに聴くためのワークを体感していただきました。
自分の気持ちを『伝える』
聴くことに加えてコーチング的コミュニケーションにおけるもう一つのポイントが、自分の気持ちや意見、アイデアを『伝える』こと。
本音でポジティブに
不満や文句ではなくリクエストの形で
IメッセージやYes,andを意識して
自分の気持ちを伝えられるようになることで、チーム内で良いコミュニケーションが取れるようになり、自分会議を促進させられるようなコミュニケーション、チームでシナジーを起こすための意見・考えの伝え方などができるようになります。
チームの伸びしろを見つけるハイパフォーマンスプランニングチャート
コーチング的コミュニケーションの基本を押さえたところで、チームの伸びしろを見つけるために本音でポジティブに意見を出し合い、ハイパフォーマンスプランニングチャートというワークを行いました。
技術やフィジカル面だけでなく、メンタル、コミュニケーション、環境や行動パターンといった要素についてチームの伸びしろを出し合い、それをタイムライン上に落とし込むことでチームの成長サイクルが回り始めます。
共通の認識を持ち、チームが同じ方向に向かって進むための意識統一の時間にしていただきました。
チームの文化になっていくことで先行者利益を得られる
スキル練習やフィジカルトレーニングはもちろん、栄養サポートやアナライジングなども当たり前のように行われるようになってきました。そこの重要性はもちろんのこと、まだまだ他チームが手を付けられていないメンタル(コミュニケーション)の部分による成長サイクルの加速、チーム力の最大化にはたくさんの伸びしろがあります。
ここを他チームよりも早く取り入れ、チームの文化としていくことで先行者利益となり、数年後には大きな差となることと思います。
これからの青山学院大学アメリカンフットボール部の皆様の活躍が非常に楽しみです。